建築小旅行 in 千葉

先日、千葉の建築をめぐる小旅行へ行ってきました。
建築つながりの方々に誘っていただいたのですが、
見学先を決めていただいた上に、車も運転していただくという…
至れり尽くせりで本当にお世話になりました。

最初に訪れたのは木更津市のクルックフィールズ。(フジワラボ 2019)
「農業」「食」「アート」を融合した複合施設で、
環境や資源に対する持続可能な取り組みが行われているそうです。
広大な敷地に建物やアートが点在し、それらをゆるやかにつなぐランドスケープ。
スピーカーから流れる音楽と、時折聞こえる水音や牛の鳴き声が心地よかったです。

次は、かずさアカデミアホールを見学。(坂倉建築研究所 1996)
クルックフィールズに行く途中に通りかかり、ちょっと寄ってみようということに。
色々な要素が盛り沢山で、視線を変えると次の要素が次々顔を出す、そんな建築。
スケールの大きい建築を体感して、狭まった視野が開けるような感覚になりました。
築25年、雨漏りが目立ち改修中のようでしたが、今後も活用されるのでしょうか。

「世界一大きいトイレ」にも寄りました。(藤本壮介 2012)
小湊鐵道線の飯給(いたぶ)駅に隣接しているのですが、駅舎も中々渋かったです。

最後は、市原湖畔美術館。(カワグチ・テイ建築計画 2013改修)
1995年に建てられた展示施設を改修した美術館。
仕上げを剥がした既存の躯体と新たに挿入されたスチールの壁の対比。
サイン計画が格好良くてグッズもおしゃれでした。
湖畔のロケーションが抜群によかったのに写真が撮れていなくて反省。

こんな風に建築を見る旅は本当に久しぶりで、建築を見た時の高揚感というか、
ワクワクする感じを思い出した一日でした。もっとアレコレ見に行こうっと。
ご一緒させて頂いた方々、ありがとうございました。